高齢化社会と呼ばれる日本では官民含めて介護施設の建設が増えています。
そしてハード・ソフト両面における日々の改善でより良い事例が増え、たくさんのノウハウが蓄積されています。
一方、中国はその人口の多さから見ても高齢化のスピードは日本の比ではなく、介護施設の需要は今後ますます増えていくでしょう。
そんな中国では室内建具に開き扉を使用するのがほとんどで日本のような引き戸は少ないと聞きます。
車椅子の利用者が多い介護施設では引き戸の方が使い勝手が良く、日本の施設ではそれが当たり前となっています。
そこで中国の施設でもぜひ引き戸を普及させよう、できればその建具は中国国内で製作できないか、
そのような要望を聞き中国製木製建具開発プロジェクトに関わることにしました。
初めての工場視察は上海近郊の昆山、2012年9月のことでした。
