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中国 北京訪問記(3)

第二回中国国際介護サービス業博覧会の会場「国家会議センター」は北京オリンピックのメイン会場だった場所にあり、
ここには話題の建物「鳥の巣」と「水立方」も隣接しているため今回の訪中では一番楽しみにしていました。
建設当時からそのデザインと使用する膨大な鉄骨量で話題になっていた北京国家体育場、通称「鳥の巣」。
その名の通り縦横無尽に掛け渡された鉄骨に覆われたその姿は溜息がでるほど美しいプロポーションで、それを生み出す鉄骨のカーブした形状も
違和感無く連続してつながっていく施工の精度にもただただ言葉を失いました。
鉄骨の網の目を縫うように配された階段も渓谷のような力強い造形でした。
屋根の上まで見学することでこの建物の全貌を見ることができ、国家プロジェクトとしての威信、現代の構造技術の偉大さ、
複雑さが及ぼすディテールの難しさとメンテナンスの労苦など、常人では図ることのできないスケール感にしばし茫然自失でした。
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鳥の巣の向かい側には北京国家水泳センター、通称「水立方」があります。
単純な立方体の壁4面と屋根が全て水泡を模した立体的な膜で包まれるというある意味分かりやすい表現ですが、
果たして間近で見る実物はとても圧巻でした。
水泡を表現する美しいブルーの膜は光沢感があってキラキラと浮遊していますが、実際の泡一つ一つは全て形がバラバラで
相当大きくかつ立体的なためにそれを支える鉄骨の構造体の設計と施工はどれほど大変だっただろうと溜息が出ます。
プールも通路も全てが水泡型光天井に覆われた何とも濃密な空間でした。
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水立方 (4).jpg水立方 (5).jpg水立方 (6).jpg