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神戸の住宅(9) スリット窓

神戸の住宅は片流れの屋根形状をしています。
吹き抜けの1階リビングと2階の書棚コーナーを一体空間とするために屋根を支える梁は全長8m近くある集成材の上り梁で構成されています。
上り梁の最上部には横架材が入っていないため、スリット窓を横一列に全面はめ込んでいます。
1階の軒下全面に広がる大きな開口部とこの最上部の横長スリット窓からの明かりが室内空間を特徴づけます。
上り梁は455mmピッチで並べられており最下部と2階上部の途中において直行する横架材と転び止めで固定されています。
上部の転び止めは910mmピッチに入っているため455mm間隔で隙間が生まれます。
最上部のスリット窓から導かれた光がこの隙間から漏れ出して天井面を照らします。

↓スリット窓からの光が階段を照らす       ↓転び止めの隙間から漏れる光。手前の柱まわりには今後書棚ができる予定
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