クライアントはとにかくたくさんの本をお持ちです。すべて数えてはいませんが数千冊は確実にあるでしょう。
住宅を新築するにあたっては大量の本を納めることが最も重要な課題であり、建物の背骨にあたる中央部分は
本棚が集約されるプランとなっています。
この中央部は地下1階から地上2階までをつなぐ階段が存在し、その壁はすべて本棚で構成されていますが
むしろ本棚の中から階段が出ているという感じのおさまりにしています。
階段の蹴込板をなくした事で上下階の本棚がつながって一体に見えます。ここに本が埋まった姿は圧巻でしょう。